はじめに
田舎に暮らしていると、釣り道具の小物ひとつを買うのにも少し苦労します。都市部のように大型の釣具店があるわけでもなく、どうしても「ネット通販」か「札幌に行ったときにまとめ買い」というスタイルになりがちです。特に、フックやスプリットリングといった消耗品は、釣行の途中で「あれ、もう残り少ないぞ」と気づくこともありますよね。
そんなときに役立つのが、iPhoneに標準搭載されているリマインダーアプリ。ただのメモ機能と思うなかれ、釣り人にとってはまさに「頼れる相棒」になり得る存在です。
一方で、便利なデジタル機器を使うからこそ意識しておきたいのが「セキュリティ」。長年ネットを使ってきた経験から言えるのは、「やられてからでは遅い」ということです。
今回は、釣り人目線で語る「iPhoneリマインダーの便利な使い方」と「セキュリティ対策」の2つをまとめて紹介します。
釣行中に「買い忘れ」を防ぐiPhoneリマインダー活用法
リマインダーはただのメモじゃない
iPhoneに最初から入っている「リマインダー」というアプリ。ほとんどの人は一度は開いたことがあるはずですが、「使いこなしている人」となると意外と少ないのではないでしょうか。
私は釣行中に「フックがそろそろなくなりそう」と思ったら、その場でリマインダーに入力しておきます。ここまでは普通のメモと同じですが、リマインダーのすごいところは 「位置情報」をトリガーに通知を出せること です。
「釣具屋の近くに来たら通知」が可能
たとえば、札幌に出かけるとき。釣具店の近くに来ると、iPhoneが自動的に「フックを買うんだったよね」と通知を出してくれるのです。これが本当に便利で、「あっそうだった!」と何度も救われました。
時間指定のリマインダーは忘れることも多いですが、「場所」を設定することで確実に思い出せる。これが釣り人にとって最高の使い方だと感じています。
設定方法はシンプル
- リマインダーに「買いたいもの」を入力
- 「詳細」から「場所」を設定
- 「到着したとき」「出発したとき」などを選択
これだけでOK。札幌に行くたびに釣具屋に寄るわけではないですが、通知が来れば「そうだ、今日は時間あるから寄っていこう」と行動につながります。
ちょっと脱線:22年使っているドメインの話
ここで少し話は脱線しますが、私がこのブログで使っているドメイン。実は取得したのが2003年で、もう22年も使い続けています。さらに古いものだと2000年に取得したドメインもあるくらいです。
長年使っていると便利な反面、メールアドレスの流出リスクも経験します。たとえば…
- トヨタ自動車グループで310万件流出
- 宅ファイル便で480万件流出
そしてさらに大きな事件では、GoogleやFacebook、Amazon、Twitterなどを含む 1億8400万件 のアカウント情報が漏洩しました。
あなたの情報も狙われている
情報はどう盗まれるのか?
セキュリティの世界は日々進化(悪い意味で)しています。代表的な手口は以下のとおり。
- キーロギング:入力した文字をすべて記録される
- クリップボード乗っ取り:コピーした内容(パスワードや暗号通貨アドレス)が抜き取られる
- スクリーンキャプチャ:画面ごと盗み見られる
- ブラウザデータ窃取:保存されているIDやパスワードを丸ごと抜かれる
こうした情報はダークウェブで売買され、迷惑メールやアカウント乗っ取りに悪用されるのです。
「同じパスワード」は最大のリスク
多くの人がやってしまいがちなのが「複数サービスで同じパスワードを使うこと」。
一度漏れれば、Google・Facebook・銀行口座まで芋づる式に突破される可能性があります。
私のセキュリティ対策
半年計画でメール移行中
実は今、私自身も迷惑メールに悩まされています。毎日数百通レベルで届くので、受信トレイがゴミだらけ。そこで半年かけてアドレスを変更し、同時にパスワードもすべて自動生成に切り替えている最中です。
パスキーの導入
さらに注目しているのが「パスキー」。指紋認証や顔認証を利用する方式で、第三者がパスワードを知っていてもログインできません。二段階認証よりも強力で、今後のスタンダードになるでしょう。
1Passwordを導入
私は現在「1Password」を使っています。ソースネクストのセールで3年版を購入し、MacとiPhoneで同期。自動生成された強力なパスワードを安全に保管できるので、正直これなしでは不安です。
釣りとセキュリティに共通するもの
ここで気づいたのですが、釣りとセキュリティには意外な共通点があります。
- 釣りは「仕掛けを準備しておく」ことが大事
- セキュリティも「事前に備える」ことが大事
どちらも「後からでは遅い」という点が同じなのです。釣り人がフックやラインを切らして「しまった!」となるように、セキュリティも被害に遭ってからでは遅いのです。
iPhoneのリマインダーを使って釣具の補充を忘れないようにすることと、パスワード管理ソフトを使ってセキュリティを守ること。どちらも「自分の未来を守る行動」なのだと実感しています。
まとめ
- 釣り人におすすめなのは、iPhoneリマインダーの位置通知機能
- ドメインやアカウントを長年使っていると、メール流出のリスク は避けられない
- セキュリティ対策は「パスキー」「1Password」などで強固にしておくのが吉
- 釣りとセキュリティは「準備が命」という点で同じ
便利な道具やアプリも、設定して活用しなければ意味がありません。そして、ネットの世界でも「自分の身は自分で守る」ことが大切です。
釣り道具の買い忘れも、アカウント乗っ取りも、「あっそうだった!」では済まされません。備えあれば憂いなし――釣りとセキュリティ、どちらも同じ心構えで楽しんでいきましょう。
