【オフショア対応】リールの塩抜き完全ガイド|ドブ漬け実践を解説

タックル 道具・装備
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オフショア釣行から帰ってきた後、「リールをシャワーで流せば大丈夫」と思っていませんか? 実はそれ、大きな間違いなんです。

船が走っている時の飛沫は、シャワー程度では落としきれない塩分をリール内部にまで侵入させます。筆者も過去にオシアジガーで塩ガミを起こし、修理費8,800円という痛い経験をしました。

この記事では、オフショア特化のリール塩抜き方法として、今回はクーラーボックスを活用した「ドブ漬け」の方法を紹介しますが、シマノなどのリールメーカーはこの洗浄方法を公式には推奨していません。あくまで自己責任での実施をお願いします。

リールに塩抜きが必要な理由とは?

海水に含まれる塩分は、時間経過とともに結晶化してリール内部のギアやベアリングに固着します。特にオフショアでは船走行時の飛沫により、シャワー程度では落としきれない塩分がリール内部に侵入。放置すると回転不良や異音が発生し、修理費用は8,000円〜10,000円に及びます。塩抜きは釣行後の必須メンテナンスです。

オフショアは船走行時の塩被りがもっとも危険

ショア(陸釣り)とオフショア(船釣り)では、リールが受ける塩の量が全く違います。

陸釣りなら波しぶきを多少浴びる程度ですが、オフショアでは船が走っている時にもっとも塩をかぶるんです。高速で移動する船が海面を叩きつけると、細かい塩の粒子が霧状になってリール内部にまで侵入します。

目に見えないからこそ厄介。シャワーで表面を流しただけでは、内部に入り込んだ塩は残ったままなんです。

以前、オシアジガーで塩ガミを経験しました。

その時のドブ漬け時間はわずか10秒程度と短く、結果的に内部ギアに塩が残留していたんです。しばらく使っていると回転時に違和感を感じ始め、異音が発生するまで悪化しました。

釣具店に持ち込んでメーカー修理を依頼したところ、修理費は8,800円。ジグが2〜3本買える金額に、正直落胆しました。

戻ってきたリールには交換した旧パーツが同梱されていましたが、歯車に白い塩の結晶がびっしり固着していました。「もっと大事に使ってね」というメーカーからのメッセージだったのでしょう。

それ以降、筆者はドブ漬け時間を30秒〜3分に延長し、不具合はゼロです。

リールの塩抜き方法:クーラーを使ったドブ漬け実践

クーラーボックスに常温の真水をたっぷり張り、ドラグを締めたリールを30秒から3分間ほど水没させる方法です。塩は1リットルの水に対して約360gも溶けるため、クーラーやバケツの圧倒的な水量があれば、リール内部の塩分を溶かし出すのに最も効率的です。

なんとなくお湯の方が溶けやすいイメージがあるかもしれませんが、実は水温10度と60度を比較しても塩の溶けやすさはほぼ変わりません。よく「グリスやオイルが流れるから温水はNG」と言われますが、そもそも温度で溶ける量が変わらないという事実を知っていれば、わざわざリスクを冒してお湯を使う理由がないとわかります。

オフショア釣行後、クーラーボックスの洗浄のついでになみなみと張った水を利用してリールの塩抜きも済ませてしまえば、一石二鳥の時短になります。

準備するもの

  • クーラーボックス(釣行で使用したもので可)
  • 常温の真水(お湯は不要)
  • 乾いたタオル(仕上げ用)
  • レインドロップ(撥水コーティング剤・推奨)

ドブ漬けの手順

手順1:クーラーに常温の真水をたっぷり張る

帰港後、まずクーラーボックスを洗う準備をします。その際にクーラーいっぱいに真水を張ってください。水の量が多いほど、塩が溶けやすくなります。

手順2:ドラグを締める

ベイトリールもスピニングも同じですが、ドラグワッシャー内部への浸水は厳禁ですから、洗う前にしっかりと締めておきます。写真のようなベイトリールは、スタードラグを力いっぱい締め込むことで、複数枚のワッシャーとメインギアが強力な圧力でギューッと潰されるように密着します。

この「極めて強く圧着されたワッシャーの塊」が、物理的な強力なパッキン(蓋)の役割を果たします。これにより、リールの心臓部への最も危険な浸水ルートを塞ぐことができるのです。

手順3:リールを水没させる

ドラグを締めたリールを、クーラーの真水に沈めます。この時、リール全体が水に浸かるようにしてください。

筆者の場合、リールのハンドルを回したり、各所に水が行き渡るようにしています。時間は30秒から3分程度ですが、長時間の水没はやめましょう。

手順4:水を切って陰干し

リールを引き上げたら、軽く振って水を切り、乾いたタオルで表面の水分を拭き取ります。その後、風通しの良い場所で陰干しして完全に乾燥させてください。

直射日光は樹脂パーツの劣化を招くので、必ず陰干しです。

ロッド・ジグ・スッテの塩抜きも一緒に

リールだけでなく、ロッドやルアー類も同時に洗ってしまえば、片付けが一気に終わります。

ロッドも軽く洗ったあとにガイドを丹念に洗い、乾いたタオルで拭き上げます。最後はレインドロップを塗布すれば完璧です。

ガイドは塩が固着しやすい部分なので、指でこすりながら洗うと良いでしょう。

使用したジグとスッテとドロッパーも洗います。小物も一緒にまとめて洗えば一気に片付けが終わります。

ジグは使っていない物も一緒に洗ってしまいます。スッテとドロッパーもそうですが、洗うというか水で流すといった方がよいでしょうか? ケースに水をいっぱいまで入れるだけで終了です。

たっぷりの水でやることが良いと思います。昔は水道の蛇口で一つひとつ洗っていましたが、洗い残しがあったりすると見えづらいところではありますが、サビになったりしました。

まとめ:オフショアはたっぷりの水で塩抜きが鉄則

オフショア釣行後のリール塩抜きは、シャワーだけでは不十分です。クーラーボックスやバケツを使った「ドブ漬け」で、たっぷりの水に30秒〜3分漬けることが、内部に侵入した塩を確実に落とす最善の方法です。

この記事のポイント:

  • オフショアは船走行時の飛沫で内部に塩が侵入する
  • ドラグを締めてから常温の真水でドブ漬け
  • 30秒〜3分が目安(オフショアの場合)
  • お湯NG、ドラグ緩めるNG
  • 完全乾燥させること

釣行の中で億劫になるのが片付けではないでしょうか? でも、一度のメンテナンスを怠ると不具合の原因になってしまいます。けして安くない道具ですから、長く使うためにもメンテナンスはやるとやらないではその後の釣行が気持ちよく使えないとなってしまう可能性もありますからね。

釣行前の準備をする時のワクワク感もありますが、釣りに行けない時に道具を眺めて磨いたりするもの楽しい時間ですよね。次の釣行をより快適にするために、今日からぜひ実践してみてください。

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