今回はテクニカルの話になります。釣人にとっての永遠の課題かも知れませんが、リールとロッドどちらを重視するのか? 選べる範囲が比較的狭い釣りもあり、無限に広がる釣りもあります。ジャンルによって違ってはきます。特定の魚種であれば比較的早い時間に結果ができるのでしょうが、季節によって様々な魚種をやっているととても長い時間が必要でした。
資金力があれば、色々と試せるのでしょうけどなかなかそういう訳にはいきませんよね。ここ数年でようやくその答えが見えてきました。昨年からはほぼオフショアですが、ショアでも共通だと思います。その経緯を説明すると2018年にやっと購入できたステラ購入からで、2022年のステラ購入となりリールの最上級を使い釣りを楽しんできました。この時はエクストラハイギア、ノーマルギアを使ってその違いを実感しました。
釣りのスタイルによっても違いますし、キャストの癖やリーディングの速さでも違うと思うのでこれが良いというのもスタイルによって違ってきます。
何をターゲットにするかですが、季節に応じて狙うものを変えていたのでリール選びも時間がかかってしまったのかも知れません。同系の魚を追っている人は早くに結果が出たでしょう。たとえば、北海道でいうならマス系を主軸にしている人です。1月から5月まではサクラを追っかけて、7月8月をカラフト、8月から10月をシロサケを狙うなら一年を通して同系を絞れるようになります。多少サイズの違いはあれどリールは絞れてきます。
番手でいうなら、ボディサイズは2500で十分だと思います。バッファーが必要だと思うなら4000番が良いのではないかと思います。2500番で揃えるならちょっと工夫や余計な費用がかかるので4000番なら問題も解決できます。かつ、ステラでなくとも十分だと思います。ステラ・ツインパワー・ストラデックとも4000ならノーマル・ハイギア・エクストラハイギアとラインナップもあります。
費用を抑えたい方は、ストラデックが良いです。でも2個買いです。4000のノーマルと4000XGで2個買っても4万円ちょっとです。私も4000番一台使ってましたが良いリールだと太鼓判を押せます。2018年すらツインパワーは6台くらいありますけど、個人的にはストラデックが総合的、価格的にも良いリールです。重要なのはギア比です。ギア比の違いがわかるはずです。同じロッドがあればベストですが、ターゲットに合わせて釣りをして、釣り上げたらわかってもらえるはずです。
釣りの奥深さがよくわかるようになるはずです。
今日のお題である。リールとロッドどちらを重視するのか? なのですけど、いままでリールの話をしていましたのでリールかというとロッドが重要という話なんです。ただ、今まで話して来た通りリールが整ってからという話なんです。私もここの段階です。
ロッドもリールと同様ある程度比べるものがなければ、比較になりません。釣れた、釣れないではなく自分との相性になるのでしょうかね。5月の釣行でサクラマスを狙って一人で釣行した時は、ワールドシャウラ 2832RS-2とスコーピオン 2832RS-2でスコーピオンは2本、合計三3本持ち込んでステラノーマル(C3000相当)、ステラエクストラハイギア、ツインパワーエクストラハイギアのC3000XGだったのですが、ロッドが違うので正確な比較はむずかしいのですが、ノーマルが圧倒的に良い日があったり、XGが良かった日があったのです。
最大巻上長でたった19cm違うだけで釣果が違うなんてと思うでしょう。釣り番組でもHG、XGで釣果が変わるなんて話をしていますが、どうせメーカーの宣伝でしょうという思いがありました。でも、これ本当に釣果に影響するんだと強く思ったのです。
2832RS-2は同じ長さで同じ硬さを表示していますが、ロッドはまるで違うものです。ワールドシャウラはシャープでスキッとした仕上がりでしなりも良いです。スコーピオンは比べるともっさりした感じは否めません。ファイト時はまったく問題がありませんが、もっとも感じるのはキャスト時です。キャスト後のトップの戻りです。キャストした後にトップにラインがバチバチ当たってしまっては飛距離も落ちてしまいます。
キャストした後のロッドの動きです。キャスト後のティップはピンとしている感じ、キャスト後にモワモワした感じやボヤーんとした感じ、言葉で説明するのは非常難しいですが、わかる方にはわかっていただけると思います。じゃ硬ければいいじゃんと思うかも知れませんが、バランスなんですよ。硬いとシャッキリ感はありますが、ファイト時はそれなりのしなりでいなす必要があるので難しい問題ではあります。
オフショアのジギングでもロッドの反発力・戻りは武器になっています。シャキとした感じでジグを飛ばしてくれる、モッタリしない方が有利に感じます。
そうなると上位機種が圧倒的に選ばれることになってしまいます。私はシマノが好きなので他は見てませんが、ロッドメーカーは独自の考えで作り上げています。しかし、大手に比べて若干価格も割高に見えてしまいます。
そこで今回始まりました。シマノの応援企画をご存知ですか?
これは非常に良いサービスだと思います。大手だからできることでもあります。ゴルフクラブは試打できますけど、ロッドは友人や知人から借りてキャストしてみる程度、でもフルキャストは怖くてできませんよね。
ロッド選びはある意味ギャンブルです。特に最初の1本は勇気が必要ですよね。シリーズで歴代から購入していると安心なのですけど、決して安いものではないですし、数年使うので我慢して使わなければなりません。
しかし、ロッドがブランドの下位でも問題はないと思います。後は、気に入れば上位を目指せば良いですからね。ただ、一度上位を使ってしまうと元に戻れないから沼でもあります。メンテナンスをしっかりとしていれば5年は十分活躍してくれますし、10年も目指せます。ブランクスがへたるということを聞いたことがあると思いますが、今のカーボンの性能はまったくそのようなことはないようですよ。
上位のロッドで今年で11年物がありますが今でも現役です。6年物のロッドをガイド交換に出しました。他には悪い箇所は見つからないので、まだまだ行けそうです。10年で考えると気が楽になりますよ。でも、今までの発売の流れを読んで最新版を購入することは必要です。1年後に最新版なら確実に1年後のリニューアル版がおすすめです。技術の進化は凄いですからね。