リーダーは何ノットを使っていますか? ノットによっては強度は3割から4割落ちます – より大きな魚への挑戦①

マグロ釣り
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以前の記事でナイロンリーダーの破断強度を自分で実験してみて驚いたのですが、今年のビックゲームはなんだか急に不安になってしまったわけです。100lbでも弱いことがあるかも知れないという不安が脳裏を横切ると満足なファイトができなくなる可能性があります。

いままでは、安心してファイトしてましたので今更なのですけどね。でも、実際に自分で検証すると実感できます。リーダーもまだ在庫が多く残っているので、活用法を探していました。

実験では、切れた部分は伸びた上でブチッと切れる感じです。他の人の実験をみると100lbだと直線強度で40kg前後だと思います。しかし、ノットによっては結節強度は3割から4割落ちます。ということは、3割で28kgで4割だと24kgまで低下してしまうのです。

一般的にはナイロンの場合70~90%、フロロカーボンの場合は60~80%、PEの場合は40~50%の強力になると言われていますが、ノットの組み方によっては5割も割り込むラインもあります。結束強度がもっとも高いのがナイロンというのは、せん断や圧縮にも耐えられることになります。ナイロンの性質上伸びがあるので、結束強力もあがるということですね。

リーダーとスイベルの結束を何ノットにするかによってもちろん変わりますけど、組み方によっては20kgも出ない可能性が高いです。これだと魚が40kgから50kgも切れてしまう可能性は高いですね。

家でリーダーとスイベルの結束を組むにしてもその時々で強度が変わってしまうことはなるべくない方が良いわけです。そこで色々と調べてみたところ、誰もが安定したノットを組める方法はスリーブノットがもっとも良いということがわかりました。手で組み込むようなノットであれば道具は必要ありません。

カシメ機、スリーブ、強化チューブなどが必要になってきます。しかし、安定した結束する必要があります。不安定な結束は満足いくファイトができませんからね。あんなテストをしなければ良かったとも今更ながら思っています。ですが、知ってしまった以上はよりよい方法が手に入れることができるのならそうしようと思いました。

道具といっても5000円以内で購入できます。私の場合は色々と検証もしたかったので余計なものも購入しています。何をするにも準備が大切だと思っています。その準備に不安があるようであれば、恐る恐るやってしまって意味がないと思っていますし、魚の場合はそのシチュエーションは二度とないわけです。

だからこそ、準備は万全で挑みたいです。とはいえ、自分の経験以上のことが起きるものです。そうして、更に経験を積み上げていく、良いと思えるものを使用し獲った魚は喜びも大きくなります。

まずはこれ、ハンドプレッサーです。ヤマシタからも出されていますが、お高い!

ヤマシタの実物を見ていないのでわかりませんが、ほぼ一緒じゃないかなと思ってますけどね。使ってみましたけど、初めてでも十分に使えます。

次は、スリーブです。各社で出ているようですが、まずはこれで試してみます。サイズがあるのでご注意ください。カシメ機は2Nでも3Nでも大丈夫です。
一応、目安は次の通りです。

2N 20〜40号 3N 50〜80号となっておりますが号表記なので、目安のポンド数はこちらです。
2Nは60lb〜120lb 3Nは150lb〜215lbとなっていますのでなるべくより近いものを使用します。
実際には、スリーブの中に強化チューブを入れるので、チューブによっては3Nと4N以上となります。

続いては、強化チューブです。

各サイズがあるのでご注意ください。
大洋ベンダーズ(TAIYO VENDORS) 強化チューブ 0.8なら3Nでも大丈夫でした。下田漁具 強化チューブ 赤はだと4Nでないと通りません。完成はこちらです↓↓↓↓

セットはとても簡単です。船上でも道具をもって行けばそれほど苦労はしなさそうです。これで強度が90%以上確保できるのであればまったく問題がありませんね。ワンランク下のリーダーでも理屈は行けそうです。カシメるのに最初は戸惑うかも知れませんが、一度やれば覚えます。

私が船を出している場所には遊漁船もいますので、船長から色々と話しを聞けたりします。ラインが細くて切れるので、去年から8号を推奨しているようです。PEラインだけの問題ではないかもとも言ってましたので、PEラインとリーダー結束、リーダーとスプリットリング(スイベル)の結束の問題かも知れないです。

より大きな魚への挑戦① 連載になっていきます。

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