マグロのナブラ撃ちは簡単だ!ヒット率を高める7つの極意

マグロ釣り
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マグロ釣りと聞くと、玄人向けの難しい釣りと思われがちですが、「ナブラ撃ち」に関して言えば、私はあえてこう言いたい。

「マグロのナブラ撃ちは、実は簡単だ!」

もちろん、マグロを釣り上げるには技術も体力も必要です。しかし、ナブラに届くようにキャストできれば、ヒットさせるのは案外シンプルなのです。この記事では、その理由と具体的なテクニック、そして私の実体験から得た「ナブラ撃ち7つの極意」をご紹介します。


ナブラ撃ちは「簡単」だと感じる理由

ナブラ撃ちがなぜ簡単かといえば、魚が見えているからです。
見えているマグロの群れ=ナブラに、ルアーを正確に投げ込むことさえできれば、魚の目の前にエサ(ルアー)を差し出しているのと同じです。

釣りというのは、通常「魚がどこにいるか分からない」状態から始まります。しかし、ナブラ撃ちでは魚が水面で騒いでいる。つまり、場所が特定できており、しかも活性が高い状態です。

だからこそ、「キャストが届けばヒットできる」確率が高いのです。

もちろん、それは“ヒット”までの話であって、“キャッチ”まで持ち込むには別の話。そこには別の技術と判断が必要ですが、ヒットさせるまでの難易度は他の釣りと比べても低いと感じます


ナブラ撃ちで絶対に必要な条件

ナブラ撃ちを成立させるためには、いくつかの条件がそろっている必要があります。

まず最も重要なのが、ナブラが沈まないことです。見えていたナブラがすぐに沈んでしまうようでは、ルアーを投入する時間すら与えてくれません。最近のナブラは小さく、時間も短くなってしまっています。

しかし、ボートが近づいてもまったく沈まないナブラも数は少ないですが、存在します。そんな時のマグロは心境は、ライバルが多く我先に餌を食べなければという心理状況に陥れば、ナブラが沈まずスーパーナブラに発展する可能性があります。

次に、ナブラが自分のキャストで届く範囲にあること。いくら大規模なナブラでも、距離が遠すぎて届かないのでは意味がありません。ここで飛距離の出せるタックルセッティングやキャスト技術が活きてきます。私も今でこそしませんが、陸上でのキャスト練習は必要です。

船上は足元が波で揺れていることで、まともなキャストは難しいのでしっかりと陸上での練習を重ねておくことは必要だと思います。びっくりするくらい飛ばないですよ(笑)。

そしてもう一つ。キャスト後の動作に注意することです。

ルアーがナブラに入ったあと、ついやってしまいがちなのが「ジャーク」です。これ、実は逆効果。マグロは捕食があまり上手でなく、ミスバイトも多い。逃げるように動くルアーはむしろ避けられてしまいます。

ナブラに入ったら何もせず放置。これが最も自然で、効果的なアプローチです。

昨日はナブラがすごかったけど、今日は駄目だね。理由は毎日お腹いっぱいは食べない!


実体験:スーパーナブラでのワンキャスト・ワンヒット

これは2年前のこと。岸からでも届きそうな距離に、推定150mはある楕円形のスーパーナブラが出現しました。私が使わせてもらっている港はローカルルールがあり、寄港時間が厳守。その帰港時間が迫る中での出来事でした。

すぐにキャスト。ナブラのど真ん中にルアーが入り、着水からわずか5秒程でラインが引っ張られました

このときヒットしたのは35kg級のクロマグロ。残り時間は30分を切っており、いつもの慎重なファイトは諦め、全力ゴリ巻き。結果、わずか5分でキャッチ。今までで最速のランディングでした。

この時感じたのは、「ナブラの真ん中に入れることの威力」と、「余計なことをしない勇気」です。しかし、真ん中に入れることは良し悪しがあります。他のマグロの背びれや尾びれにラインが触れると一瞬でラインが切れてしまいます。切れなくても傷が入ってしまう場合もあるので、本来は真ん中より端が良いとされています。

60mから70m先を狙うのは難易度は高いです。タックルは重いですし、ルアーも100gと全てがヘビー級ですから、コントロールはなかなか難しいです。

ちなみに、私が人生初めてクロマグロを釣ったときは30kgで、ファイトに30分かかりました。それと比べると、タックル、判断、そして経験の積み重ねがどれだけ影響するかを改めて実感した瞬間でした。


バイト後のファイト:ロッドを立てないのがコツ

ヒット直後の対応を間違えると、せっかくのチャンスも台無しになります。

私が意識しているポイントは3つあります。

  1. ロッドを立てない(ストレートに持つ)
  2. ドラグが出ていくのを確認する
  3. 勢いが弱まったら、ストレートに持ったまま2〜3回のフッキングを入れる

ロッドを立てるとマグロが横に走る際、ラインに角度が付きすぎてラインブレイクのリスクが高まります。もっとも危険なのが早くギンバルに入れようとするので、その時にテンションが緩んでバレてしまうこれは非常に多いミスです。なのでまずはドラグで走らせて、その後にロッド立てるのが正解。

また、水深が浅ければ下に潜られる前に勝負を決める必要があります。逆に水深がある場合は、無理せず疲れるのを待つのがベスト。

過去の経験上、ファーストランで下に潜るマグロにはあまり出会いません。大体はセカンドランで潜る動きを見せるので、最初は冷静にラインを出してあげましょう。セカンドランは大抵ありますので、船をみるとセカンドランをします。ランがあると思えば対応はできるばすです。

セカンドランの際に船の下に潜る場合があります。その場合は、ロッド逆にして船底にラインが擦らないようにガイドを上にして耐える! 船長がアシストして操船してくれる場合もあります。


ナブラが沈んだ後でもチャンスはある

ナブラが見えていない状態でも、ルアーを投げる価値は十分にあります。

特に有効なのが「着水音による誘い」です。マグロは音にも敏感。重めのルアーが水面に落ちる「ドボン」という音で近くにいた個体が反応することがあります。

このときのコツは、糸ふけをとってステイ。動かしたくなる衝動を抑えて、しばらく待ちます。場合によっては1分以上動かさないこともあります。

この静的なアプローチは、ナブラ撃ちと同様に「何もしない」ことが最大の武器になる場面です。突然のバイトに対応できるように、テンション管理だけは忘れずに


沖イカ中の「自動泳がせ」でマグロヒットも(約300文字)

これは少し変わり種の経験ですが、沖イカをしていたときに、スッテに掛かったイカをマグロが喰ってきたことがありました。

まさに“自動泳がせ釣り”です。

意図していなかったとはいえ、イカが自然に泳いでいる状況に、マグロが反応してきたわけです。こうした偶然からも学べるのは、「自然な動き」や「静的な状態」にこそ、マグロが反応しやすいということです。

イカの泳がせも楽しいです。鈴を付けてほったらかしなんですが、鈴の音が鳴り響くのはたまりません! マグロはイカは大好物なんでイカの泳がせは相性が抜群です。


ナブラ撃ち成功の秘訣:何もしない勇気を持て

ナブラ撃ちの最大のコツは、「やらない勇気」です。

ナブラにルアーを入れたら、動かさない、巻かない、ジャークしない。とにかく自然に漂わせること。マグロがその存在に気づけば、必ず反応してきます。

そして、ヒット後は冷静な判断と無駄のない操作が求められます。焦ってロッドを立てる、ドラグを締めすぎる、ファイトで煽りすぎる――すべてがミスにつながる要素です。

マグロは気分屋です。だからこそ、「気づかせて、喰わせる」ことが大切。余計なことはしない。それがナブラ撃ち成功の近道です。


まとめ

ナブラ撃ちは、タイミングと判断がすべてを決める釣りです。簡単と感じる理由は、魚が見えていて、活性も高く、ヒットまでのプロセスが明快だから。

けれど、本当に大切なのは「何もしないことを選ぶ勇気」と、「ヒット後の冷静な対応」。それができるようになると、ナブラ撃ちの成功率は格段に上がります。

マグロの姿が見えたら、慌てず、静かに、そして確実に。あなたの一投が、人生最高の一本になるかもしれません。

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