昨年の秋にステラを購入した友達がいます。久々にお会いして色々と話しをしたのですけど、ステラが最近ご機嫌ナナメといういうのです。どれどれと軽く投げてリーディングしてみると! うん、なんだか違和感がある。
ラインが鳴っているわけでもなく、でもスプール付近からだと・・・。 ギアの不具合でもなさそう。いろいろと話しを聞いたら、購入してから一度も洗ったことがないと言う。それはそうなるのでは?
一回の釣行で6時間は投げており、多い週は3回くらい。海水はかぶっていないかも知れないが、ラインは海水の中を通っているわけで、それがスプールに巻き付いているわけですから塩ガミは確実にあるわけです。
半年、まったくメンテナンスをしなければそうなりますよ。港からとはいえ、水洗いくらいはしなければシマノのフラッグシップとはいえ、400時間以上使えばそうなります。それをステラがおかしいと・・・。
購入当初、誇らしげにやっと買いました! と喜んでいた時も2,3回投げてみました。ステラらしい巻感でした。
まずは、水洗いを勧めました。結果はまだ聞けていませんけど、治っていれば良いのですけどね。オイルやグリスも持ってない。まずは、オイルだけでも購入して、もし洗った後に時間がなければ家に持っておいでシャフトやドラグを見て、現状どうなっているのか見てあげるから持っておいで・・。
リールは工業製品なので初期の不具合はあるのは仕方がないかも知れません。ですが、以前触った時には快適な巻きだったのでその後の使用で何かがおかしくなったのだと思います。
以前話を聞いたステラ所有者の人もまったくメンテをしない。4年ごとに替えかえるからオーバーホールなんか出したことがないという人もいました。人のことなのでとやかく言う必要はありませんが、ステラが泣いているはずです。
フラッグシップだけあって、強靭で耐久性も備わっているとは思いますが、私の場合、巻いている時に異音がするだけでもうその日は釣りが上の空になってしまうこともあります。よく言われるステラオーナーは、釣れなくても巻いているだけで幸福度が高い、まさにこれなんです!
釣るだけを目的とするとステラはいらないと言われますが、私もそう思います。魚とのやり取りは数分でおわります。その大半は投げては巻いての繰り返しです。その中でも巻いている時の幸福感があれば、楽しく釣りができます。釣行後にメンテするのも楽しい釣りの一部です。ステラに限ったことではありません。
リールやロッドを大切に扱うことが長く使うことができます。古いリールは今でも現役でバリバリ使えます。ただ、体は一つなんで使わないで眠っていますけど、時々回しオイル、グリスは充填しています。