潮目って何? 理解すると釣果アップ!

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潮目ができるのは、流れが違う、水質が違う、水温が違う。などでできる流れです。ひと目みるだけわかると思います。ではこの潮目がどんな役割を果たしているのか?

多くの釣人は潮目ができると「おっ、これは」と思うはずです。では、なぜこの潮目というものができるのかを一緒に考えてみましょう。

最初に申し上げたとおり、流れが違う、水質が違う、水温が違うことから発生するのですが、いつも同じ所で発生するとは限りません。場所によっては同じ場所で発生する潮目もありますが、ある程度条件が同じ時に発生する場合が多いです。

では、少しむずかしい説明にはなってしまいます。

一般的には水温が違うことで起きると思いがちですが、様々な要素が絡んでいます。
水塊(すいかい)は塩分濃度・水温・溶存酸素・栄養塩類などで潮境もわかりやすいように大きく表示しています。

塩分濃度
水に溶けている塩(えん)の量である。硫酸マグネシウムや硫酸カルシウム、そして炭酸水素塩

溶存酸素
水に、どれだけの濃度で酸素が溶存しているか

栄養塩類
植物プランクトンや海藻が増殖するために必要な物質でけい素、りん、窒素等の塩類の総称

潮境ができて海面に潮目が目視できることになります。

潮目にはプランクトンが集まる。短い時間の潮目はあまりプランクトンが集まらないのであまり釣れません。長い時間、潮目があることが条件となります。いつも同じところでできる潮目はチャンスが高いです。魚もそのことを知っているはずです。

どんな場所で潮目ができるのでしょう。

潮流地形の変化
堤防・・・岸に向かう流れと沖に向かう流れ
防波堤・・岸に向かう流れとテトラによって跳ね返される流れによってできる
砂浜・・・かけ上がりで跳ね返される流れ
汽水域の河口・・川の流れによってできる。川の増量などでかわる
沖合・・・塩分濃度・温度・海流

水塊の成分が違うことでプランクトンが溜まりやすい。たとえば、温かい水塊に多くのプランクトンがいれば、冷たい水塊にプランクトンは移動しないとされています。ここの潮境に壁のようなものができます。なので潮目ができる堺にプランクトンを狙う、小魚が集まってくるとそれを狙う、大型が集まるというものです。

堤防・防波堤・砂浜は海底の地形変化で起こるのが多いです。なのである程度は一定しているのですけど、台風や堤防などで海底が変わる場合も多いために翌年行ってみるとまったく違った潮目になることも多いです。汽水域はもう自然の状態は安定しないのでその時にしっかり確認することが必要とされます。

沖合はある程度、一定している感じではあります。潮境も太く大きいのが特徴でオフショアでは一つのポイントともなるですが、潮目を重視するよりは地形変化での駆け上がりや駆け下がりを流す方が釣果は良いと思います。

潮目が出れば当然狙うことはありますが、潮目が絶対ではないということは理解できたかなと思います。

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