クロマグロの解禁になって、様々なところから釣果の声が聞こえて来ています。果たして、今年の積丹はどうなっていくのでしょうか。サイズや期間は気になる所ですね。
先月、シングルフックにするぞ〜! トレブルフックを卒業! 今年はシングルでやってみよう。
そんな記事を書いたのですが、前回の記事で音問題を取り上げました。
音問題を調べる奥が深いし、答えは魚に聞かなければわからないというのが現状です。
なので、前回のシングルフッフをアシストラインだけでルアーとつないでみました。スプリットリングも使いません。とても簡単に結べる方法で結束しています。これだとフックの取替はアシストを切って新しいアシストで組み直さなければなりませんが、揺れる船でもいけそうな感じです。
問題が一つありました。フックがシングルフックだけなのでウエイトバランスがなかなか合うものがありません。シンカーをつけることでどうにかバランスを保てそうではありませが、まだまだ改良が必要と感じています。しかし、今年の新作ボムディップを購入したのですが、このルアーはフックが付いていません。その裏の説明書には8gまでOKとの記載があります。
オシア バブルディップ 170Fはノーフックでの販売です。スプリットリングは超強力で重さもしっかりあるリングでした。
ルアーの特性上のことかもしれませんが、なかなか重いフックですよね。シングルフックをダブルにすると手で持って動かすと金属音が結構します。魚の音に対する考え方で諸説色々とありますが、魚は内耳と側線で音を感じているようです。魚種によっては感じ方は違うようですが、基本は音を感じています。ただ、高い音は聞きにくく低い音は感じやすいと言う説もあります。実際は研究中ではあるようです。
こんな報告書もありました。「魚の水中音感覚と釣りへの応用」PDF
その中で、ラトルについても書いてありました。一部を引用します。
釣りに用いられるルアーは、疑似餌としてその色や形が重要であるばかりでなく、シャクリにより生み出される複雑な動きも、魚を誘引する重要な要素であることは、前述の水粒子変位に対する鋭敏な感覚からも当然予想される。最近ではルアー本体内部の空隙に鋼球を封入し、ルアーが振動することで音を発生するラトルと呼ばれる機構をもつものもあり、ラトルから発生する音が魚を誘引していると言われている、筆者の研究室では以前、釣り具メーカ(ヤマリア株式会社)と共同で、ラトルとして空隙部に入れる球の材質や個数を変えることで発生音がどのように変化するかについて検証した。
魚の水中音感覚と釣りへの応用
実際に釣行に行った時は、ナブラに向かって船を進めていきエンジンをかけているとナブラの沈みが早い。と言われます。魚も学習能力があり、遺伝するとも言われています。何十年もかけてこの音は「危険」というのを覚えるようです。このことはイカを専門に釣っているプロアングラーに教えてもらいました。
魚も同じように危険と感じたことを後世に伝えることができるのかは不明ですが、最近はエンジン音を聞くとナブラが沈むというのはあり得るとは思います。ただ、最高に必死になっている時はエンジン音より「獲物」の狩りの方が優先しているとは思います。ナブラの大小にもよるのでしょう。
ロッドも数本用意して、ルアーをスプリット付き(金属付き)とアシストのみ(金属なし)でチャレンジしたいと思います。
アシストをある程度長くすることでアシストリングより可動範囲は大きくなります。もちろん、金属音はしなくなります。
ウェイトを揃えようとするとフックが大きくなってしまいます。
少し見づらいですが、シングルのダブルになっておりスプリットリングが2つあり、フックも2つという状態なのでより金属音がしてしまいます。
ウェイト問題を解決するにはおもりを装着してウェイト調整をしました。
ウェイト調整してバランスを整えております。ポッパーは軽すぎると海面を飛び出してしまうので標準よりも重いウェイトでも良いように思います。ダイビングペンシルにおいてはウェイトは大切なような気がします。