解禁初日の挑戦と新兵器「ボムスロットル200F」

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2025年7月1日、ついにこの日がやってきました。積丹沖のマグロキャスティング、解禁日。

例年なら「まだ早いかな」と思う時期ですが、今年は様子が違いました。6月下旬にはすでにちらほらと跳ねているマグロの姿を目撃していましたし、沖に出ている親方衆からも「この辺で跳ねてたぞ!」と、なんと緯度経度付きで熱い情報をいただいていました。

日頃から「マグロの情報あったら教えてくださいね〜!」とお願いしていた成果ですね。ありがたい限りです。


結果はキャスト2回。でも、これがマグロ釣りの日常。

この日、本気でキャストしたのは結局2回。

「え? それだけ?」と思われるかもしれませんが、マグロキャスティングって、そんなもんなんです。間違えば、朝から晩までただのクルージング。ナブラなんて一度も見られない日もあります。

それでもこの日は、単発の跳ねを確認。

ならば——誘い出しで勝負! しましたが、あとはクルージングで終了となりました。ボッチ釣行でただ流しているので、この日は今年のタックルを持ち込んでキャスト練習とタックルとルアーの相性確認もしました。


キャスト練習でタックルのチェック!

まだまだ時間もある。ということで、沖でみっちりキャスト練習をすることに(笑)

今年の相棒は昨年発売された「オシアプラッガー フルスロットル S82XH-3」。

これがまた、とんでもなくいいロッド。今回が初キャストでしたが、第一印象はバッチリ。あとは本命マグロがヒットしてくれれば、より詳しいインプレができるのですが…それは次回に期待。

この日は、さまざまなルアーをセットしながら、タックルとの相性を確認。ちなみにこのタックル、ロッドは384g、リールは875g(ステラSW 18000)と合計1259g。かなりの重量級です。

そのため、軽いルアーのキャストはやや繊細な操作が必要で、気を使いましたね。

一方で、90gを超えるルアーは抜群の投げ心地。ぶっ飛びます。


新たに導入したポッパー「ボムスロットル200F」

ここで新戦力の登場です。

今回のキャスト練習で初投入となったのが、シマノの「OCEA ボムスロットル 200F フラッシュブースト」。これが…とにかくすごい!

まず音がいい。ポッ!というだけでなく、「ゴボッ!」と水を噛む重低音。見た目以上に強いアピール力です。しかもフラッシュブースト機構が水面でキラキラと誘ってくれる。

一投目から「これは武器になるな」と確信。特に、泡と水をしっかり絡めたポッピングアクションが最高で、飛行姿勢も安定。空中でも水面でも、安定感バツグンです。


ダイブフラット200Fのポテンシャルにも注目

もうひとつ、気になっているルアーがあります。それが ダイブフラット 200F(未発売)

既に240Fは所有していて、マグロ用としても信頼しているモデル。プロト版ではありますが、2025年のシマノドリームツアーの際に、200Fを試す機会がありました。

これがまたイワシそのもの。水中での泳ぎが自然で、「これ、喰われるだろ…」と思うくらいの生命感。

240Fの方はニシンっぽい動きで、それはそれで良いのですが、200Fの軽快な動きはイワシの群れを模すには最高の選択肢です。

来年、間違いなく購入リスト入りです。

▶ プロモーション動画:YouTubeリンク


マグロは「演出」で喰わせる魚

マグロのキャスティングで、ただ巻きやジャークだけでは通用しません。「泳がせて喰わせる」という考えは基本NG。

ステイ中に“ドカン!”が基本です。ヒラマサのようにノンストップジャークをしていたら、ミスバイトばかりになります。

むしろ、演出のキモは:

  • 追われて逃げるベイト
  • パニックベイト
  • 1ジャーク → 2ジャーク → ステイ → ドカン!

この一連の動作がいちばん喰ってくるパターン。いかにして「食べやすそうな1匹」を演出するか、それが勝負なんです。


最後に

今回は結果こそ出ませんでしたが、タックルテストと情報収集、そして新ルアーとの出会いという意味では大満足の釣行でした。特に「ボムスロットル200F フラッシュブースト」は今後の主力ルアーになること間違いなし。

そして来季に向けての「ダイブフラット200F」も楽しみでなりません。マグロとの本気ファイトは、まだこれから。

準備は万端。次は“本番”です。積丹でもっとも良い時期の解禁日が明日からです。

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