【地元民が解説】積丹ブリジギングは7月が本番!深場を攻略するPE1.5号戦略と必勝ジグ

釣り全般
この記事は約6分で読めます。

6月下旬。積丹半島にもポツポツと初ブリの便りが届き始め、SNSが少しずつザワつき始めます。しかし、地元アングラーとしてハッキリ言います。積丹のブリが本当に爆発し、安定して釣れ始める「本番」は7月後半からです。そして、10月まで釣れます。寒ぶりってやつですね。

ブリ専門のアングラーは6,7月はまだ準備期間でガチのブリ専は寒ぶり一本というアングラーも存在します。スケジュール的には、6月7月はヒラメ中心、8月9月がクロマグロ、10月寒ぶりでしょうかね。マグロと同時にイカメタルも始まる感じです。クロマグロは何かとハードルが高いと思う人も多くいますので、ブリとイカメタル、昼間の沖イカが8月から10月は良いのかと思います。

なので、焦って6月に飛び出しても、群れが薄くて空振りに終わることも少なくありません。夏本番の8月に向けて、しっかりと「今年の傾向」を読み解き、タックルを準備しておくことこそが勝利への近道です。

そして、ここ数年、積丹のブリの“着き方”にはある決定的な変化が見られます。そう、「深い」のです。私自身の経験としても、以前より水深が20mほど深い場所でヒットすることが増えてきました。

今回は、私が積丹で初期〜最盛期のブリを狙う際に実践している「水深・ライン・戦略」、そして絶対に外せない一軍ジグをまとめました。これから積丹ブリに挑む方の参考になれば幸いです。

夏の積丹の海。この強烈なファイトのために、私たちは1年間準備をしています。

◆ 初ブリの報、そして違和感「今年もやっぱり深いぞ」

2025年6月某日。知り合いの遊漁船から初ブリの釣果報告が届きました。サイズは6kgクラス、食ってきたのは水深90mライン。ジグは150g前後のセミロングでした。

「やっぱり深いな」

このひと言が、今年の戦略を決定づけます。積丹のブリは例年60m〜80mラインがメインとされてきました。しかし最近は80〜100mでのヒット報告が増えています。魚探での反応もボトム寄りが多く、いわゆる”中層サスペンド”タイプは減少傾向。海水温の構造変化や、ベイト(エサ)の沈下具合が影響していると推測されます。

シーズン序盤は深いことが多いが例年です。なので6月のヒラメ狙いのジギングで釣れるということはよくあります。ヒラメ狙いでボトムを中心に探っていると、ブリがヒットするというパターンです。


◆ 深場を制する「PE1.5号」の絶妙なバランス

私がこの深場傾向に対応するために選んだのが、PE1.5号という選択です。これはスピニングでもベイトでも共通の設定。

理由はシンプルで、

  • 潮切れが良く、水深100mのボトムに素早く届けられる
  • 水圧によるジグの動きの破綻を防ぎ、適度なアクションを出せる
  • 10kgクラスの突進にも耐えられるギリギリの強度

という絶妙なバランスを持っているからです。PE2号以上だと潮の抵抗を受けすぎてジグが不自然に跳ねたり、フォールの質が崩れやすくなります。逆にPE1.2号以下では、大物とのファイトや根ズレに不安が残ります。

私のリーダー設定は5〜7号。長さは1.5ヒロ前後。あくまで自然に沈下させ、かつ根ズレにも対応する太さと長さを意識しています。

【注意点】
乗合船の場合、周りがPE2号や3号を使っている中で自分だけ1.5号を使うと、フォールスピードの違いから「オマツリ(糸絡み)」の原因になることがあります。細糸を使う場合は、必ず事前に船長や同船者に確認し、ジグの重さを調整するなどの配慮を忘れないようにしましょう。


◆ 水深別:ジグと操作の組み立て方

◾ 水深40〜60m(活性が高い時)

  • 使用ジグ:100〜130gのショート〜セミロング
  • 操作:着底→ハーフピッチ→2アクション→フリーフォール
  • 有効カラー:ゼブラグロー、シルバー

このレンジでは、まだ活性が高ければ横方向のスライドも効きます。ポイントは「止める」こと。反射食いを誘うには動きの緩急が重要です。

◾ 水深80〜100m(ボトムベッタリの時)

  • 使用ジグ:150〜200gのセミロング〜ロング
  • 操作:着底→1ピッチ→フワ巻き→テンションフォール
  • 有効カラー:グロー+ホロ、ダーク系(曇天時)

この深さになると、ベイトの質も変わります。底にいるイカがベイトでしょう。ブリの捕食スタイルも”縦”になります。縦方向のリアクション=落ちてくるものに喰いつく。そのため、フォールに入る瞬間が勝負です。ジグがストンと落ちると見切られるので、テンションをかけたまま、ややフワッと沈める。この微妙な操作が釣果を分けます。


◆ 積丹ブリ攻略に外せない「一軍ジグ」

私が初期〜最盛期のブリ釣行で絶対にボックスに入れていくジグのタイプです。朝マズメはグロー、日中はシルバー・ナチュラルとローテーションさせます。

1. セミロング(130〜160g)|絶対的エース

フォールとアクションのバランスが最も良く、積丹でのパイロットルアー(先発)になります。まずはこれで潮の効き具合を探ります。本当に釣れますよ。散々色々と試しましたが、もうキングスラッシャー一択です。特にブリ・ヒラマサには効果は抜群です。

シマノドリームツアーでの1枚で、ウッカリカサゴです。正式名称ですよ(笑)。もちろん、キングスラッシャーを使用しています。狙いはヒラマサです。早朝から11:00くらいまではキャスティングゲームで昼食挟んでジギングでのヒラマサ狙い、夕方からまたキャスティングゲームと丸一日楽しめるのも良いです。

健洋丸 船長も素敵な方で1日が楽しかった〜、また行きたいです。

2. ロングジグ(180〜200g)|深場の突破力

潮が速く、魚が80m以上の底ベタに張り付いているときに使う”突破力”。150gで底取りが曖昧になったら、迷わず重いロングジグにチェンジして直線的なフォールで食わせます。そこでもキングスラッシャーなんですけどね。

積丹では時には、潮がぶっ飛んでいる時があります。そんな時はキングスラッシャーでは姿勢が潮の影響で安定しません。場合によってはその不規則(イレギュラー)な動きに魚が興味を示す場合もあるでしょう。でも、大抵は難しいです。コントロールができないのです。

そんな時には、スピードスラッシャーの出番です。実物をご覧になったらわかるのですが、とてもスリムなボディでリアバランスなので、ストーンと落ちて行く感じのジグです。乗船者の中でより早くボトムに着けることは最大のメリットでもあります。

余談になりますが、「船長のどうぞ!」で遅れをとっては竿頭になれませんよ。船長のどうぞはもっとも釣れるタイミングなんです。こんな時にルアーチェンジはもう最大のチャンスを自ら放棄しているも同然なんです。船長も釣って欲しいので、その日の最高のポイントへ案内してますからね。

数年はもう、シルバーしか購入していません。シルバーあれば十分なんです。でも、グローがあるなしではちょっと影響してくるかなと思っています。明確に理解しているわけではないのですが、グローは効果が高いと思っています。

上の写真の上、2つはグローヘッド、次がグローベリー、キョウリンシルバーとなっています。あくまで在庫です。使用中のものはタックルボックスにしっかりと入っています。まずは一本となればグローヘッドかグローベリーです。

天気が良いから大丈夫なんてことはありません。確率的には、天候が良い時は潮の緩い時もあります。でも、天気が良くても潮がぶっ飛んでいる時もあるので迷わず1本は入れておいて!

最後に:釣れる魚ではなく、喰わせる魚を獲る

シーズンの立ち上がりは「気配」が薄いことも多いです。群れも少なく、魚探の反応も気まぐれ。でも、だからこそ「たまたま釣れた」ではなく、戦略を練って「喰わせた」1本の価値がある。

深いレンジを探り、ラインとジグのセッティングに気を配り、微細なアタリを拾う。その積み重ねで得られるブリの1尾は、何よりも記憶に残る魚になります。

積丹のブリは、7月の本番に向けてもう動き出しています。あなたのタックルボックスに、深場を攻略する”引き出し”はそろっていますか?

タイトルとURLをコピーしました