ドローンの国家資格、二等無人航空機操縦士!

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ドローンは遊びで少しやったことがあります。小さな機体ですが持っていたりします。パソコンやWEBの仕事をしていますので、映像の部分で使ったり、建築リフォームで屋根の状態を撮影して見積もりを出して、施工なんかもしてたりしました。でも規制が目まぐるしく変わって飛ばさなくなってしまったのです。

ドローンパイロットの取得までは結構高い!

以前の航空法では「機体重量200g以上」のものが規制対象だったので、199gの機体でしたが、2022年から「機体重量100g以上」に変更され、さらに厳しくなってます。と同時に操縦者の国家資格が誕生し、一等資格・二等資格の2つの免許があります。でも、免許がなくてもドローンを飛ばすことは可能ですが、色々と面倒な手続きをしなければ屋外で飛ばすことは出来ません。

しかし、ドローンを飛ばすのに資格は必須ではありません。飛ばすことは可能ですよ。

ドローンを飛ばすのに申請して飛行許可・承認取得という手続きを踏んでいれば免許は必要はありません。一部飛行禁止区域があるので注意! 細かいルールがあるのでそこは割愛しますが、一度申請手続きをやればそう難しい作業ではありません。

では、なぜ無人航空機操縦士になるのかですが、2022年から始まった制度で今後どんな形になるかはわかりません。車の免許で言えば突然、中型車は中型車(8t)に限るとか、MT免許・AT免許など区分が細かくなりましたよね。ATの場合、マニュアル車は運転ができません。オートマ限定解除という手続きを踏まなくてはなりません。改正点あり、後半で説明します。2025年4月より

これ私の免許ですが、90%以上の車を運転することが可能です。中型車(旧普通)・大型特殊・大型第二種・けん引・大型自動二輪と資格マニアですね。ガチなマニアさんには到底及びませんけどね。免許取得に苦労したのは、やっぱり大型第二種で路線バスや観光バス・タクシーも可能などの運転手になるための免許でお客様を乗せる営業用です。

今はちょっとわかりませんが、指定自動車教習所を卒業すると技能試験が免除になりますよね。大型特殊・大型第二種・けん引・大型自動二輪は免除という制度がありませんでした。一発試験を受けるための教習所に通って免許取得をしました。大型第二種は1度落ちました、バスの脱輪で即刻帰郷です(笑)

といっても今の教習所の費用などは私の時代からするととても高くなっていますね。もう、40年近く前の話ですから当然いとえば当然かも知れませんが、10万円以上だと高いという感覚だったと記憶しています。今だと30万円くらいですかね。

ドローンの操縦士にもこれと同様なことが今後起きる可能性が非常に高いのです。まだ、できたばかりの国家資格なのでどんな方向に進むかも正直どうなるかもわかりませんが、先行者特権ともいうべきものが存在します。また、車の話に戻ってしまいますが、私の時代は普通自動車であればMT・ATという区分はありませんでした。これが将来、無人航空機操縦士にも導入されるのはほぼ間違えありません。

現在は、一等と二等無人航空機操縦士という区分くらいしかないのです。一等と二等の違いは車でいう二種免許か否かです。一等無人航空機操縦士になるためには100万円くらいかかるようです。そんなのは到底無理なので、私は二等無人航空機操縦士を実地免除のスクールに通いました。

キャンペーンをやっていたスクールで受講することにしました。18万円程度! これだけでは済まないです。

先にも言いましたが、ドローンを飛ばすだけではまったく必要のない資格です。民間資格(ライセンス)はありますが、民間なだけでその会社が存在しなくなった場合はまったく意味のないライセンスになります。ドローンは航空法なので国土交通省での国家資格なのでなくなることはありません。小型船舶と同様で、一生涯資格保持者となります。

ドローンの将来像

ドローンに関しては、様々な分野で注目されています。農業系では、ドローンで農薬散布、今は、当たり前です。アグリロボトラクタは下町ロケットでも登場した、無人トラクタです。1500万円くらいしますが、活躍する場所を着実に増やしています。

大阪万博ではドローンタクシーが注目をあびています。物を運ぶから「人」を運ぶものとして、登場するでしょう。万博で実用されると一気にその活躍の場所は民間へと広がっていくでしょう。ドローンタクシーは乗ってみたいですね。大阪市内から万博会場の夢洲までのルートは約15分で約2万円の運賃となるようですよ。

産業用のドローンはとても高価なので買うことはできないですが、パイロットとしての需要はあるのではと思っていますし、ドローンを使用して撮影等をする際には手続きが簡略できるという点があるくらいです。今後、過疎地域では活躍の場が大いにあると思います。

趣味から仕事になりえそうな予感はしています。

二等無人航空機操縦士になるまで・・・

二等無人航空機操縦士になりドローンの操縦をするには、今後必要になってくる国家資格です。今のところ、取得には時間も費用を要します。仕組みとしては、自動車の運転免許を取得するイメージです。

取得までのパターンも似ております。まずは、ドローンスクールに申し込むと同時にDIPS2.0 (ドローン情報基盤システム2.0)に登録をします。国土交通省の管轄です。

スクール申込みでは、一等と二等があり一等は随分と敷居も高いですし、金額もかなり掛かります。私の場合は、二等を申込みました。認定ドローンスクールで実地修了審査に合格した場合、実地試験が免除されます。車と同じですね。その後、学科試験をまた違う機関で試験を受けることになります。CBTテストセンター

二等の基本、夜間、目視外の限定解除というのがあります。基本だけでは夜間、目視外などは飛行させることは出来ません。夜間と行っても日没後が夜間飛行になるので、自分が見えるからという理由では飛ばすことは違反となります。国立天文台の「各地のこよみ」やドローンナビから「日の出日の入り」を調べて行います。日没が午後18:00だった場合は18:00を超えると夜間飛行に該当します。同じように日の出前も夜間飛行となります。(試験に出ます(笑)

目視外飛行は、その名の通り直視出来ない場所があれば目視外となります。GPSを使ったルート飛行でも機体が目視出来ない場合や山の影なども目視外飛行となってしまいます。大抵の人は2つの限定解除を行うようになると思いますが、もちろん費用もかさみます。

学科は免除されませんので、CBTテストセンターで受験します。

国家資格が出来前はドローンスクールでの独自の民間資格でしたが、2022年に国家資格となり厳格化になりました。学科で出る問題も教則というPDFが基本です。CBTテストでは、メモの持ち帰りも禁止されているので過去問題集は人が覚えて作るくらいなので正確ではありません。

YouTubeなどでは練習問題として動画があります。実際に試験を受けた人から聞き取りをして作ったものが多いようです。CBTテストはパソコン画面で正解を選ぶ方式で問題も相当な数の問題からランダムで出題されていると思います。

教則を理解できるようになれば、合格できると思いますよ。言葉の言い回しなどが理解するまでに時間を要しますけど、問題の意図が分かれば合格点には届くと思います。

私の場合のスケジュールはこのような感じでした。

スクール申込み 支払い
スクールの学科講習(Eラーニング12時間)修了テスト
実地講習3日間 修了テスト
学科試験(CBTテスト) 8800円
身体検査(自動車運転免許でも良い)費用はかかります。5200円
免許申請
※一発試験の場合は、学科試験合格者だけが、実地に挑めます。

自動車や船舶免許のように一発試験もあります。一発試験の二等の場合は基本2万円、限定解除各2万円、夜間と目視外なので4万円なので、試験に不合格ならその回数分費用がかかるということになります。ドローンの操縦歴が長ければ受かる確率は上がると思います。

各種免許取得までの費用


自動車(仮免含む)船舶(1級)ドローン(二等)初学
教習所・スクール30~35万円12~15万円20~40万円
一発試験 実地 受験料約5000円18,900円約60,000円
学科試験費用6600円6600円8800円

こうやって表にするとドローンも対して高くないかも? と思っちゃいました(笑)。しかし、私が自動車・船舶を取ったのは遠い昔なのでこの価格をみると高いな〜とも思います。自動車は40年前、船舶は34年前ですからね。確か、中学生だった頃のラーメン一杯350円くらいだったはずです(笑)。

昨年は、無線資格の免許も取っていますが、振り返ってみると最も難易度が高かったのが、船舶1級の学科試験の海図が理解するのに時間がかかりました。ドローンも実際には難易度は高く今後まだ難易度は上がってくるのではと思います。

ドローンも航空法や法規、電波、天候なども出題されますが、電波は昨年の試験が役にたっており、天候は船舶の時に覚えたものがベースにあるので問題の難易度はそれほど高くなかったです。電波についても出題されます。二海特・二陸特を合格しているので簡単でした。

しかし・・・・、今までの過去の試験ではなかったような時間配分です。
学科試験時間が本当に短いのです。二等の学科は50問で30分と1問を解いていくのに36秒しかないのです。二海特は24問で60分と時間には余裕がありました。36秒は短すぎです。国家資格なんだから時間は余裕が欲しいですよね。

二等無人航空機操縦士の問題

問題はこんな感じです。こちらは公開されているサンプルの学科問題です。

問題1
無人航空機操縦者技能証明及び機体認証を受けていない場合であっても航空法に基づく国の飛行の許可又は承認が不要な飛行として、正しいものを1つ選びなさい。

a. 日没後の飛行
b. イベント上空での飛行
c. 人口集中地区に該当しない地域での高度150m未満の飛行

問題2
夜間飛行を行う場合に機体に求められる装備として、正しいものを1つ選びなさい。(飛行範囲が照明等で十分に照らされていないものとする。)

a. 飛行時に機体を認識しやすい塗色
b. 障害物との衝突防止のための赤外線センサ
c. 機体の姿勢及び方向が正確に視認できる灯火

回答 問題1 C 問題2 C

問題の文字量が多いんですよ。長文の問題が20問程度で、残りは短い文の問題です。しっかりと問題を理解していないと解けないです。CBTテストは無線の試験で経験があったのでシステム自体は大丈夫だと思っていたのですが、今回のテストセンターはディスプレイの解像度が低くて文字が読みづらい、盲点でした。

これには焦った! ほんと今どきの文字ではありませんので注意してくださいね。びっくりするほど荒いですから。

CBTを受けたことがない人はシュミレーションサイトなどもあるので、実際に試してみた方が良いです。やっておくべきです。いきなりではなかなか焦ります。

実際に私が使った教材です。スクールでの学科講習も行います。問題もその中から出題されますけど、教則(無人航空機の飛行の安全に関する教則(令和5年4月13日第3版)を読んだだけでは合格は正直むずかしいと思います。令和7年4月に第4版になるので学科問題も変更されるでしょう。

教則を一度や二度では、不合格になることが多いと思います。私もはじめは教則を2周読みましたが、理解できていないことが多くありました。

そこで、私がおすすめする教材は、こちらです。CBT模擬試験付きです。この模擬試験で45点とれるようになれば合格するはずです。

私も最初は28/50とかでした。合格ラインは80%の40問ですから程遠いです。間違った部分を解説と教則で復習していくスタイルで試験2日前にようやく、40問以上とれるようになりました。試験会場でも模擬テストを行い、合格点で試験に望みました。

結果は合格。無人航空機操縦士の学科では合格点を教えてくれません。合格か否かだけです。多分私の自己採点では42点くらいだったように思います。時間も6分残りました。一問あたり29秒ですが、10問目くらいまでは時間も相当かかってしまったので、これは不合格かな〜と一瞬頭を過ぎりましたが、その後は短い設問があり時間内には終了した感じです。

本来であれば見直した方が良いのでしょうが、見直して迷ってしまうくらいならと思い、終了ボタンを押して終了! 本当に終了しますか? 「はい」 では、結果 とすぐに合否だけが分かります。

何点とかは教えてくれません。自己採点では42/50くらだったのではないでしょうかね。ただ、まったくわからない問題はなかったですが、怪しい所は3箇所くらいです。この学科は3択なので、大抵1問はまったく違う、残りの2つです。ハイアンドロー的です。時間に余裕があればじっくりと読み込めますが、1問36秒は短すぎです。

でも、一通り50問を終わった時点で残り時間が6分ありました。まあ見直しても仇になるかも知れないので、潔く終了ボタンをクリック、本当に良いですか? 「はい」ですぐに結果が分かります。

良かった! が第一声ですね。もし、落ちたらまた試験受講料の8,800円が飛んでいきますからね。という訳で見事、一発合格しました。

実地講習!

まずは、私のドローン歴は、購入したのは2019年の確か12月くらいだったはずです。当時は199gの機体は許可なく飛ばすことが出来たのでキャンプ場で撮影したり、海の上空を飛ばしていたりしていました。段々とドーロンの事件などが起きるようになり規制が厳しくなり、日本では100g以上の機体は許可が必要になったことで、飛ばさなくなりました。

この頃のドローンの飛行資格は、民間の資格が登場してドローンスクールが誕生しました。先にも言いましたが、ドローンの操縦資格が国家資格となったことで受けておいた方が良いかなと思って少し調べた所、ビジネスシーンでも今後増えてくるということがわかったので取得しておこうとなった次第です。

左の青い機体は試験の練習用に買ったトイドローンです。右は機体重量199gと軽い機体です。二等無人航空機操縦士の基本は、GPSを入れた状態なのでホバリングは安定しています。トイドローンはGPS機能は付いていないのでちょっとした風で大きく流れてしまいます。

実地試験も一部を除いて、GPSはONの状態で行いますので操縦自体は慣れてくると普通に飛行はできると思います。最初は何でも戸惑いはあるとは思いますが、時間をかけてフライトしていけばなんとか資格合格までは大丈夫だと思います。

手のひらに乗るサイズのトイドローンはぶつかっても壊れたりはしないですし、当たってもプロペラガードが付いているので怪我することはないです。GPSがないトイドローンはとても不安定なので、安定してホバリングや旋回などができれば合格はそう遠くはないと思い講習が始まる日まで毎日30分程度家の中で飛行練習をやっていました。

小さなバッテリーなので飛ばす時間も5分程度で電池切れになってしまいますが、最初に3個のバッテリーが付属されていますので、15分程度は練習できます。満充電にするには30分程度かかります。朝と夜の一日2回くらい思うように飛ばせるとかなりの腕前になりますよ。

難しいのは、機首を自分に向けての操縦です。向かってくるので右に行きたいのに操縦は左と左右が逆転になるので一番の難関です。ですが、フライト時間を費やせば次第に反射的にわかってくるようになります。これがわかれば二等無人航空機操縦士はもう受かったのも同然です。

資格に限らずこのトイドローンは楽しいので遊んでみてはどうでしょうか。一応100g以下なので許可・申請もいりません。ただ、場所によっては飛行が禁止されている場所もあります。飛ばす場所の自治体の条例で飛行禁止エリアもあるのでしっかりと確認が必要です。

ドローンのすべてが禁止のエリアもあります。
・国の重要な施設等
・外国公館等
・防衛関係施設
・空港
・原子力施設等

様々な法律によって縛られているので、飛ばす前は必ず確認をしてくださいね。100g以下であれば、家の庭や海岸などなるべく人がいない場所の方が良いです。

100g以上のドローンはほとんどが許可・承認を必要とします。飛行計画などを提出しているのでどこかでドローンが飛んでいれば、飛行計画(フライトプラン)を閲覧できます。

繰り返しになりますが、ドローンは免許がなくても飛ばすことは可能です。国土交通省に計画を提出して承認を得れば飛ばせます。ドローンを飛ばしている人全員が資格を持っている訳ではありません。民間資格は2025年12月5日を持って終了となります。国家資格に一本化され、国土交通省への飛行許可申請では効力を失います。となっています。

今後は国家資格の需要が増えてくれば、また何かしらの変更があるかも知れません。

MT免許・AT免許も最初はAT免許からスタートになります。AT限定となり、MTを運転したい場合は、AT限定を解除することでMTが運転できるようになります。ATを受かったあとに追加講習として4時間が基本となるようです。時代と共に免許資格も変わって言っていますが、古くから持っている人は多少有利になっています。

車も船もそうです。私が取得した船の免許は4級船舶という免許でしたが、今はこのカテゴリは消滅してしまいました。遠い昔に4級をもっている方であれば自動的に2級船舶に格上げされます。なかなかすごい制度だと思います。

長文を長々とお読みいただきありがとうございます。せっかくなんで、車、船、ドローンともに共通する罰則、行政処分があります。

各操縦についての行政処分

車は皆さん知っての通り、点数制で違反点数の累積と処分回数に基づいて行われます。船もあり、ドローンもあるんです。一発取り消し、免停・効力停止など言い回しは多少違いますが、行政処分は同じようになっています。

車の場合は持ち点が15点ありますが、6点で30日の免許停止、15点の場合は一発取り消しです。25点だと2年間の取り消し、免許取消歴等保有者であれば4年間停止。

船舶職員及び小型船舶操縦者法では、下記のようになっています。

無人航空機操縦者技能証明(ドローン)に係る行政処分に関する基準

・事故が発生した場合に危険防止措置を講じない   15点
・アルコール・薬物の影響下での飛行        15点
・飛行計画を通報しない特定飛行          10点
・技能証明書不携帯での特定飛行           1点

などとなっています。車は比較的知っている方も多いと思います。船はあまり聞いたことがないと思います。事故になれば色々と調査が入るとは思いますが、広い海で自由に航行できるので取締りも出来ないのが現状かも知れません。

3つとも更新をしなければ失効してしまいます。車は3年・5年、船舶は5年、無人航空機(ドローン)は3年になっています。無人航空機(ドローン)の国家試験が始まったのが2022年12月5日なので今年の12月が初めての更新となるので、今のところ費用や内容は公表されていません。6ヶ月前から更新できるような制度なので4月にははっきりしたことが分かると思います。

無人航空機操縦者技能証明は始まったばかりの国家資格なんです。トイドローンが自由に飛ばせるようになれば、実技も合格すると思いますよ。

次回のドローンについての記事は、どんなスクールに行ったら良いのかをお伝えします。新しい資格なので色々と問題もあるようですからはっきりさせていきます。

最後までありがとうございます。
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