4月1日から、いつも使用しているマリーナが利用開始となります。私が利用しているマリーナは、毎回ボートを上架(陸揚げ)するシステムです。マリーナや漁港によってボートの保管方法や利用方法が異なります。係留、上架、トレーラーを使った斜路での上下架など、さまざまな手法があります。
ボート所有というと、多くの人が「とても高額で手が届かない」と思うかもしれません。実際のところ、遊びのために多額の費用をかけるのはためらう方も多いでしょう。しかし、場所や利用方法によって費用は大きく変わってきます。
ボートの保管方法と費用の比較保管方法別の年間費用(23ftボートの場合)
保管場所 | 保管方法 | 年間費用 | 上下架料(1回) |
---|---|---|---|
小樽マリーナ | 海上保管 | 455,000円 | – |
小樽祝津マリーナ | 陸上保管 | 311,000円 | 3,000円 |
余市フィッシャリーナ(満船) | 陸上保管 | 238,000円 | 3,000円 |
古平マリーナ | 陸上保管 | 253,000円 | 3,000円 |
全道漁港使用 | 漁港利用 | 37,800円 | – |
このように、利用する場所によって大きく差があります。
施設選びのポイント
保管費用以外にも、以下の点に注目して施設を選びましょう。
- アクセスの良さ: 自宅から近い方が移動コストや時間を抑えられます。
- 設備の充実度: 水道や電源の有無、クレーンやリフトの利用条件などを確認。
- セキュリティ対策: 監視カメラや管理人の有無も重要です。
- 周辺環境: 釣りやレジャー目的の場合、周囲の釣りスポットや観光地の有無もチェックしましょう。
ボート所有にかかるその他の費用
ボートは保管費用だけでなく、検査やメンテナンス費用も発生します。
- 船検費用
- 6年ごとに定期検査:24,300円
- 3年ごとに中間検査:14,900円
車と比較すると、それほど高くはないことがわかります。さらに、船の検査は船のある場所まで来てくれるため、移動の手間がかかりません。
- メンテナンス費用:
- オイル交換、ギアオイル交換、オイルフィルター交換:7,000円程度(年1回)
- 3年後にアノード、サーモスタッド、プラグ交換:10,000円程度
燃料代は走行距離や使用頻度により異なります。一般的に、エンジンの馬力や航行距離が燃料代に直結します。ガソリンエンジンの場合はリッターあたり2km程度です。走行距離で判断するのではなく、エンジンが動いている時間はアワーメーターでみています。100時間でエンジンオイル交換が目安です。
「アワーメーター」とは、読んで字のごとく「時間計」である。エンジンが駆動している間だけカウントされる機器であり、エンジンの稼働時間のことです。この「アワーメーター」の時間で、メンテナンス時期の目安にしたり、消耗部品の交換などをおこなっています。
クルマのように走行距離メーター(オドメーター)のない船外機は、アワーメーターの稼働時間で、どれくらい走ったかの目安としている。
中古艇ではアワーメーターが何時間と表示されています。異常に数字高いエンジンがありますが、オーナーさん次第の所があります。海上でエンジンが止まってしまうと寄港が困難になるために、海上に出るとエンジンをストップしない場合は、アワーメーターが伸びてしまいます。私の船は、メインの115馬力の他に万一に備えて9馬力のサブエンジンがあるので釣り中はメインエンジンは停止して釣りをしていますので、アワーメーターイコール稼働時間となっています。年間で100時間から120時間になっていますので、一年に一回のエンジンオイル、ギアオイル、オイルフィルターの交換です。
ボート購入時の注意点
ボートの価格はサイズや年式、状態により大きく異なります。購入を検討する際は、経験者や現所有者に相談することをおすすめします。
特に、オークションサイトでの購入は注意が必要です。購入後に故障した場合、修理してくれる店舗を見つけるのが難しいことがあります。
信頼できる船屋から購入すれば、アフターサービスやメンテナンスも受けられるため、多少高くても長期的には安心です。
私のおすすめ:小樽のウィンドローズ
私がお世話になっているのは、小樽のウィンドローズさんです。 ウィンドローズ公式サイト
将来的にボートの購入を考えている方は、こまめに顔を出して情報を集めると良いでしょう。信頼関係を築くことで、良い情報が得られやすくなります。
購入のベストタイミング
ボート購入のベストなタイミングはシーズンオフです。シーズン終了後は買い替えが多くなり、中古艇が市場に出やすくなります。
漁港利用でコスト削減
なんと、今年から漁港が利用できるようになりました!👏👏👏
漁港を利用できるようになると、保管費用を大幅に抑えることが可能です。漁港での係留には準備が必要ですが、知り合いの漁師さんが手伝ってくれるので安心です。
まとめ:ボートを購入する前に考えるべきこと
最後に、ボートを購入する前には必ず保管場所を確保しましょう。特に初心者の場合、船屋さんに相談することで適切なアドバイスをもらえます。
オークションでの購入は、経験を積んで次の船を検討する段階で考えるのがベストです。まずは利用目的や保管場所を明確にし、無理のないプランを立てることをおすすめします。
「買ったはいいけど、出せる場所がない!」という状況を避けるためにも、慎重に計画を立ててくださいね。