前日の雨とシケで海は激濁り。せっかくの休日に絶望していませんか。
地元民ならまた明日と帰れますが、遠方から時間とガソリン代をかけて来たなら諦めきれないはずです。
今回はそんな絶望的な「積丹グレー」の海でもサクラマスを引き出す戦略を解説します。立ち位置や潮の読み方、そして紫外線効果を味方につければ、濁りの海でも強烈なバイトを得ることができます。
実際に5月上旬の朝活で、この戦略を使って貴重な1本をてにしました。貴重な休日をボウズで終わらせないための、濁り攻略になっています。
絶好の釣り日和に広がる「積丹グレー」。あなたなら諦めて帰りますか?
激濁りの海面が与える絶望感
釣り場に着いて海面が積丹グレーに染まっていたとしても、絶対に諦めてはいけません。
濁りの中にも必ず魚が口を使う条件が潜んでいるからです。
前日の雨とシケの影響で、海は見事なまでの激濁り状態でした。地元民である私なら今日はやめておこうと引き返すレベルの濁りです。
しかし、遠方から貴重な休日と決して安くないガソリン代を費やして訪れたアングラーにとって、そのまま帰るという選択肢はあり得ないでしょう。冷たい風に吹かれながら灰色の海を見つめるあの絶望感は、釣り人なら誰もが経験する痛みに他なりません。
だからこそ、一見すると絶望的な積丹グレーの状況下でも、諦めずに戦略を立ててルアーをキャストし続けることが重要なのです。ルアーが海の中にいなければ釣れないですからね。タフなコンディションを望む人はいませんけど、相手は自然なのでどうしてもそんな日もあります。
週末になるといつも天気が悪いと嘆いているアングラーも多いです。私はすぐそこに海があるのでいつでもいけますが、車で遠方に行くことはよっぽどのことがない限り出向くことはありません。突然行ってもポイントの特性などもわかりませんし、理解するまでに時間もかかります。
初めて行くポイントではいきなり投げることはありません。まずは全体を見通して、立ち位置を確認して安全な場所なども確認は忘れません。そこからルアーを投げて潮の流れを確認します。右からなのか? 左からなのか? 前方へ流れているのか? 向かって来ている潮なのか? 確認することだらけです(笑)。
今日はもっともいやらしい向かえ潮だったのです。
5月の朝活。あえて「人気の岬・先端」を外した理由
潮通しの良さが常に正解とは限らない
あえて誰もが入りたがる人気の岬の先端を避け、ワンド状の地形を選ぶことが濁り攻略の第一歩です。潮通しが良い岬の先端は、潮通しはいいですが、濁りが強く入り込みやすく、魚がルアーを視認しづらい環境になっているのではと勝手に思っています。そんな時はあまり捕食はしないとも思っています。
5月上旬の朝活において、釣り場の地形は大きく突き出た岬とその横に広がるワンドで構成されているよく通っている場所です。通常であれば、潮通しが良く回遊が期待できる岬の先端が特等席ではありますが、皆がこぞってその先端を目指してキャストしています。音には敏感なので、あえて一級ポイントを外し、少し奥まったワンドに立ち位置を構えました。
ワンド内は岬の先端に比べて潮の流れが緩やかであり、濁りの影響があるにはあるのですが、流れは緩やかな日でした。激しい潮に揉まれるよりも、少しでも視界が開ける場所を探すことが、魚とのコンタクトを増やすことにつながと考えます。
定石である岬の先端という常識にとらわれず、濁りの影響が少ない地形を見極めて立ち位置を選ぶことが釣果への近道となったのです。その状況を分析できたことが良かったのかも知れません。過去の経験がものをいいます。
「迎え潮」の罠。立ち位置とキャスト角度の正解とは?
ルアーの泳ぎを殺さないためのキャスト戦略
ショアの場合、足元に向かってくる迎え潮の状況もっとも嫌な潮です。なので、正面にキャストするのではなく、斜めに角度をつけてキャストします。正面も投げたりはしますが、ルアーが安定してスイムしない状態は手元でわかりますよね。
迎え潮に対して正面に投げると、水流をうまく受けられずルアーが本来のアクションを起こさないからです。テンションが時々抜ける時はまさに潮に押されている状態で、時には瀕死のベイトを演出することもあるかも知れません。でも、時期的に豊富にベイトが回っている時に瀕死を狙うかどうかは疑問に思います。
自身が元気な時は活発に泳いでいるベイトを追い回しているのでは想像するからです。ルアーを動かすことで擬似しているわけなので泳がなければ、サクラマスの場合は難しいのではと・・・。
ワンド状のポイントに入って直面したのは、沖から足元に向かって強く流れる迎え潮でした。この流れに対して真正面にルアーを投げると、ルアーはラインと一緒に手前に押し戻されるだけで、全く泳ぎません。そこで私は、波打ち際に対して直角に投げるのをやめ、斜め45度ほどの角度をつけてキャストする解決策をとりました。
さらに、潮の抵抗に負けずにしっかりとアクションさせるため、普段よりも重めのルアーを選択して水噛みを良くしました。ウインドリップ105Sで、迎え潮の中でもルアーに適切なテンションがかかり、魅惑的な泳ぎを引き出すことが可能になったはずです。
迎え潮という厄介な状況下では、立ち位置を工夫してキャスト角度を変え、重めのルアーで水流を捉えることが最大の攻略法となります。でも、それでもうまくいかなかったです。なぜ、うまくいかなかったのか?
それは、重すぎた。ウインドリップ 105Sは自重36gでぶっ飛びます! ウエイトがある分沈み方も強いです。今回のポイントは多分水深15m前後でスリットなど複数の障害物もあるので、沈み込むと根掛かりの危険があるで、リトリーブは早めでした。十分なアピールができていなかったのかもということで、ルアーチェンジです。ダウンサイジングでウインドリップ95Sは自重は28gと8gの差ではありますが、ちょうど良いスピードでリトリーブできている感じです。
なんか良い感じの時は、大抵良い結果が待っています。(ニャリ)。
濁りの海を切り裂く紫外線!ウインドリップ95Sが捉えた強烈なバイト
ケイムラカラーが引き起こすサクラマスの本能
積丹グレーの濁りと迎え潮を攻略するための切り札は、ウインドリップ95Sのケイムラカラーでした。私の過去記事でもカラーなんて関係ないという記事は散在しますが、ことサクラマスのショアゲームでは違います。ジギングでもヒットゾーンが浅い30m以上であれば、また話は違ってきます。
私も皆さんも大好きなケイムラです。よく釣れますよね。この理由は・・・。このワードが入ったらもう止まらなくなるので、「ケイムラ」でブログ内検索で探ってみてください。濁った水中でも紫外線が発光し、サクラマスの視覚に強烈にアピールするからです。大抵のトップゲームではラインナップとして持っていますょ。

マグロ用です。トビウオの跳ねのカラーはいらないですけど・・。開発の人見てくれないかな? こんなポンコツブログは見てくれないでしょうね(笑)。
脱線しましたが、話を戻しましょう。状況を打破するために私が選んだのは、ウインドリップ95Sジェットブーストのケイムラカタクチカラー28gです。たった8gとはいえタックルを通して伝わってくる感覚は良い感じです。この感じアングラーなら誰でも感じていると思います。そう、その感覚です。
迎え潮を斜めに横切るようにリトリーブしてきたその時、ドンと強烈なバイトが手元に伝わりました。濁りの海を切り裂くように銀色の魚体が躍り出た瞬間の「正解」!! ありがとう!
このルアー選択とキャスト角度の工夫が完璧に噛み合い、わずか3時間の朝活でしたが1本で大満足です。視界の悪い激濁りの海況においては、ウインドリップ95Sのケイムラカラーが放つ紫外線のアピール力が、サクラマスを引き出す最強の武器となったのでは思います。
積丹グレーだから帰るのではなく、潮の流れ、濁り、日差しを総合的に判断してルアーを選べばバッチリはまるということが今回の勝因でした。 自然相手の釣りにおいて、一見すると絶望的な状況は新たな視点と戦略を試す絶好のチャンスに変わります。
次にあなたが釣り場で激しい濁りに遭遇したら、ぜひケイムラカラーで角度をつけたキャストを試してみてください。 海の状況を冷静に見極めたその先には、一生忘れられない素晴らしい釣果が待っているはずです。
