確定ではありませんが、北海道でのクロマグロがようやく良い方向に向いそうです。しかし、一部には歓迎できない部分もあります。まずは、昨年までは全体の採捕数量が40トンでしたが、令和7年度は60トンになり20トン増えたことになります。
注目すべきは、(1)採捕期間が短いことに対する対応です。
① 採捕上限の設定時期等の見直し
複数月の設定をやめて、毎月均等に設定する(上限数量60トン÷12月=5トン/月)。
積丹のトップシーズンは8月からなのですが、昨年までは8〜9月で7トンと極端に少ない数量でした。それが毎月均等になることは9月上旬は楽しめるということになるようです。道民にとっては朗報です!
しかし、いいことばかりではありません。
バッグリミットについては、1人1日1尾までから1人1月1尾にする。となるようです。これは、なかなか厳しいですね。でも、9月ができるだけでもありがたいです。
(2)採捕報告の正確性等を向上させるための対応
① 採捕報告の期限
陸揚げ後3日以内から1日以内に短縮
② 報告内容に以下を追加する
・ 採捕したクロマグロの写真
・ 計量方法(秤、目測など)
・ 尾さ長(ふん端から尾さまでの長さ)
・ プレジャーボートの船舶番号
・ 陸揚げ場所
③ 上記の記載のほか、二重認証システム(電話番号認証)の導入 注)身分証など本人確認ができる書類を提出させるか検討中のよう?
偽装報告があったことで、正確性を上げる目的なんでしょう。多くの人が楽しめるようになるのは良いですね。今年はやる気満々なのでさらにモチベーションが上がりました。

https://www.jfa.maff.go.jp/j/yugyo/y_kuromaguro/attach/attach/pdf/yugyosennmonnbukai-1.pdf クロマグロ遊漁の部屋より引用