釣りに行ける時間は大分制限されてしまいますが、私にとってはとても楽しみな仕事になっています。すでに数回の漁を終えて書いています。まだまだ序盤の鮭漁なので準備期間としてはよいと思っています。
新しい発見もすでにありました。定置網なので様々な魚が採れます。まったく値段がつかない魚や想像以上の値段がつくものがあります。普段はターゲットとしない魚もいます。狙って面白そうな魚もいます。
南茅部ではカツオが水揚げされたりと変化が大きい北海道の水産業です。積丹方面では数年前からアオリイカは時々取れていた。それもキロオーバーのアオリも取れていたのです。釣りあるあるですが、実際は存在しているのに狙っていないので釣れないと思ってしまう。
沿岸の海水温度が高すぎます。網を起こしている時にはゴム手をしているのですが、伝わってくる海水がとても暖かいです。この温度であれば鮭も生きていけません。網の中で死んでしまっている鮭もいます。水温が高いせいでしょう。
港内は海水温はそれほど高くありません。ジグが冷たいので低いのでしょう、沿岸は非常に高く遡上どころではありませんね。海水温が下がるまで深場でタイミングを図っているはずです。漁が始まっているので河口には行っていませんが、河口も釣果はないのではと思っています。6:00を過ぎる人はまばらになってしまっています。朝は混んでいますよ。河口では警察の巡回があるようで、曖昧な場所での釣りは警告されることがあるかも知れません。
海水温が高いですが、岸にはよってきている雰囲気はあります。他の船頭さんとも仲良くなって情報を聞けるとどの方面がよいのかもわかったりします。朝は釣りに行けないですけどね。